都市型農園「豊中あぐり」開園宣言

 人と人とのつながりが薄くなった地域社会を結び直すには世代を超えて男女を問わず社会に参加することが求められています。
 多くの女性たちは福祉活動やボランティア活動を通じて社会参加しているのにくらべ、特に高齢男性の地域貢献という名の社会参加はやや遅れがちです。

 趣味を活かした文化学習活動や食事会や配食サービスなど女性を中心にした地域活動に参加することに男性たちは戸惑っているようです。
 そこでこの「食」を通じたまちづくり活動はできないだろうかと考えました。空地を畑にかえる、農地で食材を生産する、野菜など食材を食事会や食事サービスに提供するなどの仕事なら男性高齢者の生き甲斐づくりに適しているのではないかとひらめきました。

 都会の真ん中にある自然とふれあう癒しの空間、都市型農園の誕生です。
 人間の営みとして食物を生産する都市型農園は、私たちが失ってしまったコモンズ
(共有地、共有空間など)を取り戻す取り組みなのです。農作業を通してふれあい、認め合い、支え合う共有空間こそ会社人間だった男たちの解放空間になることでしょう。

 都市型農園は協働作業で耕さなければなりません。農業をアグリカルチャーと言いますが、まさに耕さなければ、人と人との新しい関係を耕さなければ、福祉のまちづくりの拠点にはならないでしょう。
 私たちは、この都市型農園づくりが少子高齢時代に適合したまちづくりの方法として、市民参加による福祉コミュニティづくりに発展することを願っています。

 ここに、全国に先駆けて、都市型農園づくり運動の発祥の地として永く広く記憶に留まるよう「豊中あぐり」を持続的・発展的に運営することを誓います。